大学受験とは?国公立大学受験・私立大学受験の入試日程・出願期間
大学受験は、その後の人生の進路を左右してしまうかもしれない、非常に重要なイベントと言っていいでしょう。学歴社会は崩壊したという方もいますが、いまだ公務員や企業では学歴が大きな力を持っています。できるだけ偏差値の高い大学に入学できれば、就職などに大きく影響を与えます。
しかし、学歴が全てではないことは確かです。学歴などにこだわらず、自分がやりたい分野を明確に意識し、各大学への進学も大いに意味があります。より良い就職先を目指すにしろ、自分の夢をかなえる目的にしろ、まずは大学受験に合格しなければいけません。
そのために、大学受験までのスケジュールをしっかり把握しておくようにしましょう。受験勉強を行っていると、すぐに試験日がやってきます。大学の入試日程・出願期間を常に意識して受験に臨むようにしましょう。
国公立大学の入試日程・出願期間とは
国公立大学を受験する場合、まずセンター試験を受けなければいけません。センター試験とは、それまで共通第一次と呼ばれた共通試験の名称が変わったもので、1990年から始まりました。国公立大学の合否は、まずこのセンター試験の成績をもってふるいにかけられます。その上で、二次試試験を受けないといけないのです。
国公立大学を受験する場合、まずは10月上旬にセンター試験の出願を申し込む必要があります。国公立大学はセンター試験の受験が必須となっていますので、忘れずに受験するようにしましょう。高校生、または予備校生の場合は学校側で手配をしてくれるところがほとんどです。
そして、毎年1月中旬ごろにセンター試験が開催されます。国公立大学のほとんどは、5教科7科目の受験を条件としています。そのため、どの科目でもまんべんなく点数を取得できるようにしておきましょう。一つでも、かなり点数の悪い科目があった場合、二次試験の結果は厳しいものになります。しっかりと受験対策をしておく必要があるのです。そして2月下旬から国公立大学受験が始まります。
国公立大学受験は最大3回のチャンスがある
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国公立大学受験で特徴的なのは、3段階の日程で試験が行われるという点です。前期、中期、後期という日程に分かれており、同じ志望大学で受験も可能であり、前期と後期で違う大学の受験も可能です。ただし、前期日程で合格した場合は、中期・後期の受験資格が無くなってしまうため、前期日程試験を第一志望に選択しておくといいでしょう。試験は2月の下旬から3月の中旬までに開催されます。
国公立大学の二次試験の場合、出願期間が1月下旬から2月上旬の1週間程度となっているので、事前にしっかりと受験大学を見定めておく必要があります。センター試験の結果によっても、その進路は変わってくると思いますので、志望大学だけではなく、その他の大学や学部を調べておくようにしましょう。
私立大学の入試日程・出願期間とは
私立大学の場合は、おおよそ12月下旬から1月下旬までを出願期間と設定しています。私立大学の場合、試験日程や出願期間が各大学・学部で異なるため、希望する大学の受験要綱をしっかり確認しておくようにしましょう。多くの大学は、試験日程を2月の上旬に定めています。
私立大学の受験の場合、従来はセンター試験などの成績は関係なく、あくまで各大学・各学部が定める試験をクリアすれば、合格できるという試験方式でした。試験教科も3科目などの場合が多く、受験生は各教科に集中できます。しかし、近年は私立大学でも、センター試験を反映した受験制度を設定している大学が増えてきています。
また、試験日程も国公立大学と同様に、前期試験と後期試験があります。後期試験になると、募集人数も少なくなり、倍率も高くなりますが、それまでに合格できなかった方の救済措置として実施されていますので、前期試験で合格できなくても、まだ合格のチャンスはあります。その他にも、試験様式も様々な物が導入されており、私立の入試は多様化しているのです。
試験対策は学習時間をいかに効率化できるかがポイント
試験対策を始めるのは、いったい何時くらいの時期がいいのかと、考える受験生も多くいます。試験対策にかける時間は、多ければ多いほどその効果が出ます。つまり、いくらでも早めに試験準備に入っておいた方が有利なのです。
大学受験に必要な勉強時間は?1日の勉強時間・1ヶ月の勉強時間とは
大学試験はセンター試験までが勝負と言われているように、センター試験が1月の中旬で終了すると、あとは出願期間や大学の選定で大忙しとなってしまいます。センター試験の結果に合わせて、出願する大学も変更しなければいけない場合もあります。そのため、試験勉強時間は、年があける前までにある程度の成果を出しておかなければいけません。
受験が近づいてくると、どうしても焦りや不安が大きくなってくるものです。その反動で、受験間際にがむしゃらに勉強をする方も多いことと思います。
しかし、勉強は効率が一番重要なポイントなのです。短い学習時間の中で、多くの知識を吸収するには、勉強のコツをつかむ必要があります。
受験シーズンは誰でも辛いものです。しかし、焦らず自身の勉強スタイルが本当に成績の向上に繋がっているのかを、見直してみましょう。学習の効率化ができれば、大きく成績アップも期待できます。