センター試験の世界史の勉強法は?世界史の効果的な対策とは?
センター試験の受験科目は、志望校や文系か理系かなどによって異なりますが、社会科目において、日本史と世界史のどちらを選ぶか迷っている方も多いでしょう。これまでの統計から言うと、中学校からの基礎がある日本史を選ぶ方が多いとされていますが、日本史の方が世界史よりも有利ということはありません。
世界史は高校から学ぶ教科ですので、勉強する期間が短い分、一見不利なように感じますが、世界の歴史を学ぶことは将来的に見てもとても意味のあることです。
では、センター試験の世界史はどのように勉強したら良いのでしょうか。世界史の効果的な対策にはどのようなものがあるのでしょうか。
センター試験の世界史の勉強法は?
センター試験の世界史の勉強法としては、全体の流れを把握すること、そして重要なポイントをしっかりと暗記することが大切です。センター試験の世界史は、いい意味で広く浅い知識が要求されます。
世界史の範囲はかなり膨大になりますので、良い点を取るのが難しいように感じますが、深く掘り下げた内容が出題されることはほとんどありません。そのため、基本的なポイントを押さえておくだけで、かなり点数を伸ばすことが出来るでしょう。
教科書で強調されている箇所を覚える
センター試験の世界史は、特定の出来事について詳しい背景や専門的な内容が出題されることはほぼないと考えていいでしょう。教科書で太字になっている箇所、強調されている部分をしっかりと覚えておくことが大切です。
また、最近は地図や写真をからめた問題も出題されていますので、高得点を目指すなら、教科書に掲載されている地図なども押さえておく必要があります。
センター試験の過去問を解く
センター試験の勉強法としては、やはり過去問を解くのが一般的ですね。ただ、ひたすら過去問を大量に解けばよいというわけではありません。解けなかった問題については、すぐに解答を見るのではなく、教科書や資料集などを活用し、自分で調べることで記憶に残りやすくなります。
また、問題の解答だけではなく、周辺の時代背景や主要事項を併せて確認しておくと、より幅広い問題に対応出来るようになります。
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世界史の効果的な対策とは?
世界史の効果的な対策としては、上記で記載した通り、教科書で基本的な内容を暗記することや過去問を解くことが有効とされています。センター試験は選択問題ですが、高得点を目指すには主要人物や出来事だけではなく、地域や年代をしっかりと覚えておくことが大切です。
また、年代別に出題されることも多いため、年表などを使い、同時期に他の地域で起こったことを把握しておくと良いでしょう。さらに、最近は政治的な内容だけではなく、文化史や経済史からの出題も増えていますので、政治の流れと併せて押さえておきましょう。
ちなみに、よく出題されるポイントとしては、キリスト教やローマ関連、中国史、大航海時代、ロシア改革などがあります。他にもアジアやアフリカの近代史などもよく出題される傾向があります。
ただ、世界史はかなり幅広い範囲から出題されますので、特定の範囲にヤマを張るのではなく、全体の流れをしっかりと把握しておくことが大切です。しかし、世界史は深く掘り下げた内容が出題されることはほぼありませんので、努力次第で満点を狙える教科でもあります。
また、世界史は世界の歴史を知ることが出来る教科ですので、学んだことは一生ものの財産になります。将来的に海外で仕事をしたいという方はもちろんですが、海外に旅行に行った際や外国人の友人とコミュニケーションを取る際にも世界史はとても役立つ教科なのです。