センター試験の日本史の勉強法は?日本史の効果的な対策とは?
センター試験の日本史は、受験生によって非常に得点のバラつきのある科目と言えます。人文学科への進学を考えている受験生、または文系全般の学生にとっては、高得点を保持しておきたい科目です。
日本史は、国公立大学や私立大学の入試でも必要とされる科目です。センター試験を高得点で突破するだけの学力を身に付けておくと、2次試験は、英語などの重要科目に集中できます。日本史の基礎学力をしっかりと身に付けておくことは大変意義があるのです。
では、センター試験の日本史の勉強方にはどのようなものがあるのでしょう。また、センター試験の効果的な対策についてまとめました。
センター試験日本史の勉強法は?
日本史という科目は、験範囲も広いため、知識を多く習得していたほうが有利になる科目です。日本史の教科書に登場する単語は多く、その時代ごとに使い分けができないといけません。
日本史の基本的な勉強方法は、日本史全体の流れを掴む学習が重要です。平安時代、室町時代と時代区分を完全に区切るのではなく、一つの繋がった歴史だという観点を持つようにしましょう。
文化の分野では、一問一答を活用するといいでしょう。寺院や和歌、書物の作者などを覚える際には、一問一答形式の学習が有効です。専用の教材を購入するばかりではなく、自分自身で問題を作成するのもメリットとなり、問題を作成する行為が学習になります。
古文と重複した箇所は重要度が高い
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平安時代から鎌倉時代にかけての随筆や日記は、国語の古文などの必要知識と重なるため、力を入れて学習したいポイントです。同様に、国語科目で古文に登場する書籍や作者の学習は、日本史の学習にも繋がるため、非常に重要度が高いと言えます。
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センター試験日本史の効果的な対策
センター試験の日本史の対策には、過去問を多く解く練習が非常に重要です。社会科科目は出題範囲が広いため、広範囲の様々な形式の問題を解く必要があるのです。効果的な試験対策のテクニックを身に付けておくことが大変重要です。
選択肢から正解を見つけ出す
センター試験はマークシート方式の試験となっており、選択肢が予め記載されています。つまり、選択肢の中に必ず答えが記載されているのです。選択肢の中から、消去法を選び出せるようになる技術も試験対策の一つです。選択肢を消去法で選び出す手法は、他の科目でも使えます。
古代の時代は見落とされがち
日本史の盲点は、古代と近現代です。古代は、覚えるべき単語も少ないので、意外と勉強を重点的に行わない傾向があります。しかし、出題される頻度は高く、また「ひっかけ問題」も出題されます。古代の勉強も怠らないようにしましょう。日本の歴史の初期は、大陸との関係や、政治制度が重要です。飛鳥時代や奈良時代も漏らさずに学習をしておきましょう。
近現代は勉強をしない場合が多い
日本史の教科書には、昭和末期、平成初期までの歴史が記載されています。しかし、学校の授業では、昭和以降の歴史を教えない場合もるのです。センター試験も、近現代は明治期や大正期の出題が多いという特徴がありますが、昭和以降の時代の問題も出題されます。日本史を学ぶ際は、昭和以降の歴史は盲点となりがちですので注意しましょう。
センター試験の歴史は、必要な知識をしっかりと固めてさえいれば、高得点が狙える科目です。高校の授業でしっかり予習復習を行いましょう。学校の授業をメインで、学習を行い、基礎知識を付けておくと、センター試験間近の期間は、過去問を解く練習に集中できます。
日本史で覚えた知識は、他の科目と共通して使うことができます。文化では、書や歌を古文に、また明治以降の労働問題や国際関係は、世界史・政治経済・現代社会の科目で活用ができます。他の科目と共通する知識を学べる科目は他にありません。日本史の勉強は、センター試験、ひいては受験全般に非常に有効なのです。
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センター試験の日本史では、他の事件との因果関係を問われる設問が頻繁に出題されます。事変に関わった人物、時代背景、その後の影響などを把握しておくといいでしょう。